歯科矯正の効果とは？

歯並び改善のために治療を検討する人が多い歯科矯正。

歯列不正は、様々な口腔内の健康に影響があるといわれています。矯正治療を行うことで、これらの改善にも効果が期待できるでしょう。このページでは、歯科矯正によって効果があるとされる4つの点を紹介していきます。

よく噛めるようになる

歯科矯正で歯列を整えることのメリットとして挙げられるのが『よく噛める』という点です。よく噛むことは、健康的な生活を送るためにも欠かせません。噛むことは、脳の活性化や記憶力向上にも期待できるとされています。

また、食事をする際によく噛んで食べることで消化を助けるともいわれており、十分な咀嚼により肥満防止にも貢献します。歯並びが改善されることで、咬み合わせも良くなり、身体全体への健康にも良い影響がある点も特徴といえるでしょう。

歯と顎関節の負担が少なくなる

歯列不正になると、咬み合わせに問題が生じるケースが多いことも特徴です。咬み合わせが悪いと顎への負担も大きく、顎の痛みや口が開かない等の顎関節症に悩まされる人もいます。

顎関節症は、頭の骨と顎の関節の間にある関節円板のズレが原因とされており、重症化すると深刻な問題となる可能性があります。これらを引き起こす、咬み合わせ不良の原因のひとつが歯並びです。歯科医院の多くは、歯科矯正により歯並びを整えるだけでなく、上顎と下顎がバランス良く接触するよう治療を進めているため、顎関節の負担を減らし不正咬合にも対応しています。

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歯槽膿漏（しそうのうろう）や歯周病、むし歯になりにくくなる

口腔内の健康に欠かせないのが歯磨きです。歯を磨くことは小さなころからの習慣といえますが、しっかりとブラッシングしているつもりでも歯槽膿漏や歯周病、むし歯になることもあります。

歯科矯正によって歯並び改善することで、ブラッシングのしやすさがアップする点もメリットのひとつです。歯に汚れが溜まりにくくなり、歯周病やむし歯リスクを軽減することもポイントでしょう。食事の際もしっかりと噛むことで、歯と歯を支える骨の間の膜に適切な力が加わるため、歯槽膿漏予防になるともいわれています。

発音がよくなる

歯並び改善によって、発音や表情にも変化が見られることがあります。

実は、発音の悪さの原因のひとつが歯列不正といわれています。歯と歯の間に隙間があると、さ行・た行・ら行を発音する際に空気が漏れてしまい、きれいな発音ができなくなることも。発音が上手くできない人を『舌足らず』と呼びますが、実際は歯並びも影響しています。

歯科矯正によって歯列が整い、歯と歯の隙間がなくなることで息が漏れにくくなり、発音改善にも期待できるでしょう。

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