歯科矯正治療中で痛くて食べられない

矯正中に硬いものや繊維質の多いものを食べると、刺激で痛くなったり、繊維質が装置に挟まったりすることがあります。噛まずに飲み込むと胃腸に負担をかけることに。かといって、何も食べないのはよくありません。矯正中でも痛くなりづらい食べ物をご紹介します。

矯正中でも痛くなりづらい食べ物

お豆腐を使った料理

矯正中は、ご飯やパンも食べられないくらい痛みがひどいときもあるでしょう。お豆腐は柔らかいので歯に刺激を与えることは少なく、冷奴や湯豆腐、絹豆腐のハンバーグなど、バリエーションが多いのも特徴です。お豆腐はタンパク質。タンパク質は「人が生きていく上で欠かせない栄養素」だといわれています。矯正中にタンパク質を摂取するなら、お豆腐料理がいいですね。

卵を使った料理

歯が痛いときは、スクランブルエッグやオムレツ、卵スープ、茶わん蒸しなど、あまり噛まなくてもよい卵料理もおすすめです。スクランブルエッグは混ぜるだけなので調理も簡単。卵にはタンパク質やミネラル、カルシウムが含まれているので、普段の食生活にも取り入れたい食材です。

ひき肉料理

ステーキや焼き肉は噛み切らないと食べられません。ハンバーグを作るときはひき肉を使いますよね。ひき肉なら細かいので歯の負担も軽くなるでしょう。調理するときは、水や牛乳といった水分を調整して柔らかいハンバーグを作ってくださいね。

食べるときに負担が少ない料理

ポテトサラダもいいですね。ただし、キュウリは歯ごたえがあるので控えましょう。白身魚を使った煮魚やリゾット、グラタン、お味噌汁も痛くなりづらい料理です。矯正治療をする前に、プリンやヨーグルト、ゼリー、バナナのような調理せずに食べられるものも用意しておくと助かりますよ。

そのほかに気をつけておくポイント

ゴマやキャラメル、おせんべいなど歯に挟まる食べ物や装置にくっつく食べ物は、矯正中は控えてくださいね。食べ物以外に、食べ方や調理方法、口内炎対策、デンタルケアグッズなど、気をつけておくポイントをご紹介します。

食べ方や調理方法を工夫する

お肉や野菜が食べたくなったら、柔らくなるまで煮込んでください。お鍋にするといいですね。お刺身は装置に挟まりにくいサーモンやホタテがおすすめです。食べるときはゆっくり少しずつ食べましょう。食べる前に、ひと口サイズにカットしておくといいですね。奥歯で噛むようにすると前歯の装置に汚れがつきにくくなります。

口内炎対策をする

口の中に矯正装置を装着すると、歯磨きのときに磨き残し増えて虫歯や歯周病のリスクが高くなります。矯正治療中は口内炎になる可能性も。口内炎ができてしまうと、歯の痛みと口内炎で食事をするのが難しくなります。口内炎ができてしまったら、薬で治療する方法もあります。市販の口内炎の治療薬も販売されているので、症状が起きる前に準備しておくと慌てません。

痛み止めを常備する

歯の痛みが原因で、仕事や勉強、家事に集中できない、眠れない可能性も。歯が痛いと辛いですよね。痛みはいつ起きるのかわかりません。そんなときは、歯医者さんで処方された痛み止めを持ち歩くといいでしょう。歯医者さんで処方される痛み止めと同じ成分の薬も市販されているようなので、痛みがひどくなる前になるべく早く飲んでください。

鏡とデンタルケアグッズを持ち歩く

歯の表面の矯正装置がついている場合、食べかすが隙間に引っかかってしまいます。口を開けたときに人に見られると恥ずかしいですよね。食事の後チェックするために小さな手鏡を持ち歩きましょう。爪楊枝や歯間ブラシ、フロスなどデンタルケアグッズもあると便利。歯磨きができないときは、うがいをして歯間ブラシでお手入れするのも良い方法です。

まとめ

矯正中、少しでも快適に過ごすために、歯が痛くなりにくい食べ物を取り入れたり、口内炎対策やデンタルケアをしたりして、自分に合った方法を取り入れてみてください。気になることがあれば担当医師に相談しましょう。

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