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受け口は不正咬合(歯並びやかみ合わせが悪い状態)の一種で、見た目の問題などで悩んでいる方もたくさんいます。この受け口に対して、近年増加しているマウスピース矯正は適応となるのでしょうか。マウスピース矯正ができれば、治療の選択肢も広がりますが、それには少し条件があります。
受け口といっても、症状は多様で個人によっても違ってきます。そのなかで、マウスピース矯正により治療できる可能性があるのが、「軽度の受け口」です。それは、どのような状態なのか、以下に解説していきます。
受け口とは、反対咬合とも呼ばれ、文字通りかみ合わせが下の前歯のほうが前の位置にきてしまう状態です。見た目も下顎が出て見えますし、食べ物がうまく噛めなかったり、発音が不明瞭になったりなどの症状があります。また、顎の関節にも悪影響を与えることもありますし、過度な力がかかり虫歯や歯周病の原因となることもあります。このような受け口になる原因は複数あります。1つ目は骨格や歯並びの遺伝です。必ずしも遺伝するわけではありませんが、遺伝的な要素もあることはわかっています。2つ目は発育の問題で、下顎だけが発育してしまった場合です。そして、3つ目は子供のころの悪癖です。口呼吸が習慣化すると受け口になりやすいと言われています。そして、受け口には、大きく分けて2種類あり、骨格に問題がある場合は骨格性反対咬合、下の前歯が前方に傾いている場合を歯槽性反対咬合といいます。このうち、歯槽性反対咬合はマウスピース矯正で治療できる可能性が高くなります。
受け口を治療しないで、放置しておけば、前述したようにさまざまなデメリットがあります。どのようなデメリットがあるのか、詳しく解説していきましょう。
多くの方が気にすることが、やはり「見た目」の問題です。下顎の前歯が前に出てしまっていることによって下顎が前に出てしまう、俗に言う「しゃくれ顎」という状態になることが多いです。そうなると、独特の顔貌になり、コンプレックスを抱えてしまいます。また、かみ合わせが悪いことにより、発音も不明瞭になることも多く、こちらもコンプレックスにつながってしまいます。外見上の問題や発音のもんだいにより、積極的になれなかったり、人と会うのを避けるようになったりすることもあるでしょう。受け口の治療は、そのような精神的な苦しみへの治療へとつながることもあるのです。
受け口は身体にも悪影響を与えます。かみ合わせが悪いために、食べ物をよく咀嚼できないことも多く、そのために胃腸など内蔵に負担をかけることもあるのです。また、歯並びが悪いため、ブラッシングが届きにくく、歯磨きが不十分になることもあります。そうなれば、虫歯や歯周病のリスクも増加してしまいます。近年では、口腔内の健康と全身の健康が密接に関わっていることもわかってきました。歯周病菌が認知症リスクを高めるなどの研究もあり、口腔内環境を保つことは、現在、非常に重要という認識になっています。
ご紹介してきたように、受け口でも条件が合えばマウスピースでの矯正治療は可能です。しかし、自分で判断することはできませんので、まず、歯科クリニックで相談をしてください。また、マウスピース矯正ができなくても、受口を放置することなく治療することをおすすめします。
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