矯正歯科と審美歯科の違いとは？

矯正歯科と審美歯科、どちらも口元を美しくするための治療ですが、目的や治療内容に違いがあります。このページでは、矯正歯科と審美歯科の違いについて、詳しく解説していきます。それぞれの違いや特徴を理解した上で、適した治療を選びましょう。

違いは最終的な治療目的

矯正歯科

矯正歯科の最終的な治療目的は、歯並びの改善し噛み合わせや機能性を矯正することです。

矯正治療をおこなうと、噛み合わせがよくなって食べ物をしっかり噛めるようになります。また、ブラッシングしやすくなることで、磨き残しがなくなり、虫歯や歯周病のリスクも減らせるのです。矯正治療によって、顔立ちが変化することもあります。

矯正治療が終わった後は、歯並びが元に戻ってしまうのを防ぐために、リテーナーという保定装置を装着しなければなりません。矯正治療は歯並びを治すために根本的な改善が必要なため、治療期間は長くなります。

審美歯科

審美歯科は、口元の美しさをつくりだすことが、最終的な治療目的です。見た目を重視しながら、治療によって歯の機能を取り戻します。そのため、短期間でできる治療が多く、かぶせ物で歯を整えたり、歯を削って歯並びを修正したりするのが一般的です。

歯を美しく見せるために、部分的に治療を行ったり、本来削る必要がない歯を削ることもあります。審美歯科で歯を美しく見せることが可能ですが、虫歯ではない歯まで削ることは、歯にダメージを与えてしまいます。なかには、見た目をきれいにすることだけを目的に治療を行うクリニックもあり、治療後にトラブルが起こることも少なくありません。

費用にも違いがある

矯正歯科も審美歯科も、どちらも自由診療です。保険は適応されないため、値段はそれなりに高額です。

矯正治療の場合、数十万円から百万円以上の金額になることもあります。装置代の他にも、検査料や通院のたびにかかる調整料、装置が外れた後のリテーナー代などが必要なケースもあります。

一方で、審美歯科の場合は、1本あたりで値段が決められています。かぶせ物をセラミックに変えた場合、一本数万円から十数万円になるでしょう。

どちらを選ぶかは目的次第

矯正歯科と審美歯科で、どちらを選ぶかは目的次第です。

噛み合わせた機能性を重視して歯並びを治したいのであれば、矯正歯科を選びましょう。天然の歯を削らずに、歯並びを改善を目指せます。近年は取り外しができるマウスピース矯正や、目立ちにくい裏側矯正も選べるので、装置が目立つのが気になる方も、矯正治療に挑戦しやすいでしょう。

短期間で歯並びや見た目をきれいにしたいときは、審美歯科です。数週間あれば、一部の歯をセラミックなどで希望に沿った歯並びを目指せます。ただし、セラミックなどは一生ものではないため、いずれやり直す必要があることを覚えておきましょう。

矯正治療の後に審美歯科を選ぶ方がいいのか？

どの治療方法を選ぶかは目的次第ですが、選べるのであれば、矯正治療の後に審美歯科を選ぶのがおすすめです。

審美歯科の場合、元の歯並びによっては治療が難しいケースがあります。無理におこなうトラブルが起きる可能性があり、健康な歯を削るリスクもあります。

矯正治療後に、審美歯科で見た目を整えるのが基本です。後悔しないためにも、よく考えてから治療方法を選ぶようにしてください。

迷ったら歯医者さんに相談しよう

治療目的や方法を理解しないまま治療を始めてしまうと、後悔する可能性があります。どちらの治療を選ぶのか迷ったときは、歯医者さんに相談してみましょう。こちらの希望も考慮しながら、プロの視点で、その人その人にあった治療方法を提案してくれるでしょう。

こちらのサイトでは安城エリアで矯正治療を受けられる歯科を紹介していますので、歯医者さん選びに迷った際にはぜひ参考にしてみてください。

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